自家製 メープルシロップ作り

お宿三河屋の若旦那です。
野沢温泉に生まれ、育ち、住んでいて、この土地のちょっとしたタノシイコトを趣味としています。宿の紹介ブログから外れる話題もあるかと思いますが、私の趣味をとおして野沢温泉や周辺などの紹介ができたら…というカテゴリです。

野沢温泉の山には、まだたくさんの雪が残っておりますが、里にはフキノトウなど徐々に春の気配が。4年ほど前から地元の師匠に教えを請い、イタヤカエデの樹液を採取してメープルシロップを作るのがこの時期の私の定番となりつつあります。

早春のこの時期、カエデは水を吸い上げるそうで、申し訳ないのですが少~しだけおすそわけをいただきます。

まだ雪深い山への回収は早朝雪の硬いうちが楽。
採取した水はドリップコーヒーの紙フィルターにかけ小さなごみなどを除き鍋で火にかけます。(←あくまで自己流です^^)

樹液を約40分の1に煮詰めるとシロップになるそう。なのでガンガンと煮詰めていきます。
ガス台を4~5時間占領し怒られながら煮詰めていきます。

煮詰まっていくとトロトロしてきます。強火のままだとふとした瞬間に一気に泡立ち白濁してしまうので、ここから慎重に、糖度を測りながら調整。
ちょうどいい糖度になったら、鍋を火からおろして、私はここで再び紙フィルターで漉します。そうすることにより出来上がりの量は間違いなく減ります。でも仕上がりは良くなるんです。あくまで自己流の工程ですがね。

こんなふうに
きれいな琥珀色の純国産しかも野沢温泉産のメープルシロップの出来上がりです。
あまりメープルシロップを買って食べたりしないのでよくわかりませんが、このメープルシロップはバニラエッセンスのようない~い香りがします。ただ煮詰めただけなのに感動するほどに。

近年では、地域おこしなどでメープルシロップづくりが着目されているので手にされる機会があるかもしれませんね。私のは完全に趣味の世界なので、もし気になった方がいましたら、ぜひお宿三河屋へお越しください(^^)話題を出していただければ、きっと喜んで味見させますよ(^^)